『旬の食材』を知る

【安い・簡単】旬の食材はメリットだらけ

旬を知れば、『安い』『おいしい』『元気』をいただけます。

スーパーに行けば、1年中変わらず、食材が手に入ります。
夏野菜の代表であるトマトやキュウリでも真冬に食することが可能です。

でも、形は同じでも香りや栄養価、価格においてはかなり違いがあるんですね。

トマトもキュウリも夏に買うのはとても安価ですが真冬は価格が上がります。

そんなところからも無理に季節外れのものを食べることはデメリットしかありません。

農家や漁師さんのためにも『旬を食べる』ことは大切です。

野菜も魚も旬の季節には大量に収穫されます。
生き物が自然の恵みをいただいて、一気に育つので当然と言えば、当然なのですが一気に収穫されます。

冬野菜などの保存の出来るものならまだいいですが夏野菜や魚などの保存や加工がしにくいものもたくさんあります。

そうするとたくさん獲れたのに廃棄されることになります。

農家や漁師さんは野菜や魚を収穫するためにたくさんの時間と労力をかけています。
その労力や努力は都会で暮らす、私達の想像を超えるものもあると思います。

私たちは食べるものを作ってくれる方への気遣いを忘れずに生活することも大切です。

そうしないと日本の食材から『国産』『天然』の表示が消えてしまうかもしれません。
大げさではなく、農家や漁師さんは年々、減っています。

食べることを楽しみながら『感謝』も大切にしたいとLuna&solクッキングでは考えています。


自然の恵み、漁師さんや農家さんの力がぎっしり詰まった『旬の食材』は食材に宿るパワーが違います。

少し、専門的になりますが食材の持つパワーについて、次に見ていきましょう。

【知ってる?】旬の食材のパワーとは?

では、わかりやすいところで先に触れた夏野菜を例にお話してみます。

夏野菜の代表でもあるキュウリやトマトには『水分が多い』ことは誰もがご存じと思います。
夏は暑いので水分が必要です。その水分を補うために夏野菜には水分が豊富なものが多いわけです。

また、栄養価の面からも『ビタミンC・E、カリウム』が豊富で汗から出る栄養素を補給してくれます。

そこに天然の塩で作ったお味噌やおしょうゆを加えれば、発酵による菌も加わり、腸内環境も整うので特に他の栄養素を補うことなく、健康的な生活を送ることができますね。

そして、何よりも低カロリーを保つことが出来るのでダイエットにもつながります。


更に専門的な話になりますが『旬の食材』は臓器や胃腸にも直接、影響を与えます。

心臓はいつも激しく鼓動していますので『熱』を帯びている臓器です。夏にはさらに激しく働くのでそれを冷やしてくれる、水分豊富な夏野菜は必須になります。

腎臓や膀胱は冬に活躍する臓器です。寒くて活動できない冬場に体の内部のパワーを充電する役割を担っています。生殖機能も東洋医学では腎と膀胱の働きに属しますので子育て中や妊活中の方はここに養生が最重要になります。

その腎機能を養うのがどんな環境下でも生命を維持できる『豆類や穀物類』です。命の源をいただくことで寒さから身を守り、春からの活動のためのエネルギーを充電しているのです。

いかがでしょうか?季節によって、食べるものを分けないといけない理由がおわかりいただけたでしょうか?

次にその基本となる考え方である陰陽五行論についてもお伝えしておきます。更に理解が深まると思います。

陰陽五行論は生活に根付いています。

東洋療法の基本となる考え方に『陰陽・五行論(いんよう・ごぎょうろん』というものがあります。

陰陽は『月と太陽』『寒いと暑い』のように2つの対象を比較することで世の中のすべてのものを分類する考え方です。

五行論はすべてのものは『木・火・土・金・水』から生まれ、それに分類されるという考え方です。

馴染みがないかもしれませんが我々の生活の中にはかなり、浸透しています。
例えば、『熱が出たら氷で冷やす』は熱が陽で氷が陰となります。これは『陰には陽の処置、陽には陰の処置を。』という基本中の基本で誰でも知るところです。

食事で言えば、『肉にコショウを振り、つけ野菜にジャガイモを添える』ことも肉が陽でコショウとジャガイモが陰となります。

意識していないだけで、生活の中で活用しています。

旬を知り、食べることで病気知らずの人生を送れます。

大げさではなく、旬を知り、食材を最適な方法で調理し、いただくことで『病知らず』の人生が手に入ります。

実際に恒例になっても全国を講演に飛び回る方は間違いなく、旬の食材を食べています。

現在は子どもの頃から体調不良で寝込みがちな人が増え、寝たきりの高齢者も増え続けています。

将来の憂いや心配をよそに元気で長生きできる人生を手に入れるためにも旬の食材を知り、食べることを一緒に取り組みましょう。