農薬問題の基礎知識

『農薬を正しく知る』からはじめよう

農薬大国ニッポンは本当?

まず、はじめに『農作物を作る際にある程度の農薬使用は必要な場合がある』ということは前提として、お伝えしておきます。

理由は『安定した収穫量を確保するため』に他なりません。そうしないと我々は食べるものがなくなってしまいます。

農薬使用量

日本は世界第3位の農薬大国と言う順位も一見、多くの農薬を使用しているように見えますが『農薬を多く使う作物を作っている』ことが原因となっているようです。

実際に果物などは害虫が多くでるために農薬が多く使われるケースがあり、見た目にきれいでおいしそうなフルーツを収穫するためには致し方ないところかもしれません。

一方、お米などの穀物類は限定的な使用が多く、減農薬が主流になりつつあるので『危険な食材』と言う見方は適切でないと思われます。

農薬の危険性

とはいえ、農薬が使われていない食材をできるだけ、食べたいという願いは誰しも同じだと思います。

農薬が体に与える影響として
めまい、吐き気、皮膚炎、発熱、喉の渇きなどなど、様々なものがあります。

以前に『果物や生野菜を食べると頭痛と全身が痛んで動けなくなる』という方の相談を受けた際に50度洗いをしてもらったところ、すぐに症状が表れなくなったことからも農薬の影響を受ける方は少なからずおられるのです。

同様の症状を訴える方は多いですがそれが農薬と結びつくことはほとんどないのが現状です。

農薬対策の王道・50度洗いのススメ

自分で家庭菜園をやっていたり、農家の方なら自分の家で食べる分だけの無農薬化はできますが都会で暮らす多くの方には私も含めて、無理があります。

そこで『50度洗い』を試していただくことをおススメいたします。

元々は低温スチーム調理の最適な温度を調べる段階で偶然にたどり着いた『50度』という温度帯ですが実に人間に都合よく、いい仕事をしてくれます。

表面の汚れ、もちろん農薬も落とす効果は目で見てもわかります。この経験をすると『何でも洗う』習慣がやめられなくなります。

出来る範囲で出来ることをやることで農薬問題を解決していけると思います。