もくじ
牛豚鶏・魚介類・卵の現実とは?
現在の日本では当たり前のことですが牛肉や豚肉、鶏肉を労することなく、買うことができます。
この生活は大変ありがたいことでひと昔前では考えられなかったことだそうです。
魚においても同じことが言えます。卵に至ってはかなり安価に手にすることが出来るので食卓には欠かせない食材になっています。
この便利な状況を支えてくれているのが『工業型畜産』や『魚の養殖』です。
大量の肉や魚がいつでも安価で食べられる背景には大規模な事業が存在します。
でも、少し無理やりなところもあるので近年では環境問題や食べ物としての安全性の問題が指摘されているのです。
畜産や養殖から生まれる問題点とは?
まずは工業型畜産が引き起こす、問題は『広い土地が必要である』ということです。多くの国では山やジャングルを切り崩し、農場にするためにそこに暮らす動物たちの居場所がなくなってしまいます。
地球の陸地の26%を畜産に使っているのだとか。身近に目にしないのでピンとこないですが1/4以上とは驚きですね。
また、多くの家畜を密集状態で育てるために土壌汚染や大気汚染、水質汚染も引き起こしてしまいます。
それと特筆すべきはこれらの家畜が食べるための穀物を育てるために穀物の80%近くが家畜のエサとされていることも大きな問題です。
家畜を育てるために必要な大量の『水』も国によっては貴重な資源ですので水問題にも目を向けなければいけません。
これだけでもかなり深刻なことが伺えますね。
次に魚介類の養殖についても同じようなことが言えます。
海上で展開されている養殖においては餌を海中にばらまくために海底に餌が溜まり、水質汚染の原因になっている言われています。
陸地での養殖もありますが川の水をくみ上げて使われますが使った水を排出する必要がでてきます。
畜産に比べると魚介類の養殖はその割合が少ないことと、海は広いので取り上げられることが少ないですが環境への影響はかなり深刻なところも増えています。
環境問題以外にも問題はまだ、続きます。
家畜や養殖魚の病気を防ぐための抗生物質
狭い場所で飼育される動物や魚が病気になると伝染する病気の場合、全滅もありえます。
そのために短期間で大きくして、病気を最小限に食い止めるために大量の化学薬品が投与される例もあるようです。
実際に肉や魚、野菜からも薬品臭を感じることがあるので、事実なんだろうと私は思っています。
生まれた時から薬品が添付された餌を食べ続けるために体に蓄積されているものと思われます。言い方を変えると『凝縮している』と言っても過言ではありません。
肉だけでなく、牛乳などの乳類もかなりの凝縮度ではないかと想像できます。
『安全性は国や企業が確認しているから我々の口に入っているんだ!』という方もおられると思いますが近年の色々な社会情勢をみる限り、すべてを信用するのはやや危険という意見を私は指示しています。
産地や飼育方法を確認できる『見える化』を推し進める企業も出てきているので信頼できるものを手に入れるための努力は必要だと思います。
それをすることで消費者のニーズに企業側も沿うようになるためです。
安全で安心できるくらしを続けるために出来ること
私はマクロビオティックの教えである『一物全体食』という考え方がこの問題を解決してくれる考えています。
その理由は例えば、お肉を食べる時に我々は『食べやすいところ』だけを求めて買います。ですから、企業側も食べやすいところだけを売ることになります。
そうすると1匹の動物の大半は廃棄されることになってしまいます。
どんな食材にも言えることですが食べられるところは全部食べる習慣によって、廃棄が減らせるのです。
50度洗い・低温スチーム調理法はそうした思いにも答えられる調理法です。
普通の食材を安全に安心して、食べるための必須アイテムですので是非、ご興味ある方は遊びにいらしてください。